トップページ > 身体づくりの基礎知識 > プロアスリートの体づくりとは
強いフィジカルというのは「これをするのがよい」というものでもなく、体づくりをしていく過程で得られる結果だと考えてよいのではないでしょうか。
「これをすればいい」と考える事もなく、単純に「体づくりに悪い事はしない」という風に捉えて、注意しているのです。つまり、本来自分の身体に備わっている「成長しようとする力」というものを十分に発揮できる状態へ自分の身体を持っていっていくことで、良い結果を生むものだと考えているからかもしれません。
その部分を改善しない限り、他の事に注力していても意味がなくなってしまいます。
おそらく、この視点の違いがプロと素人の差でもあり、結果、作り上げられる身体の差となってくるのです。
例えば、ある人が偏食でたんぱく質のような成分を十分摂れなかったとします。でも「成長には睡眠だ!」といって睡眠をとっても、はたして成長するでしょうか?栄養バランスが偏り、成長するための栄養素のうちのどれかひとつが欠けていれば、いくら睡眠をとってもあまり意味のないことになってしまうのです。
プロモデルを目指している人も、プロアスリートの人と同様に、「これをすれば大丈夫」という考えではなく、欠けるものがないように考えているのです。
例えば、体や肌・髪の毛がどういう仕組みで作られているのかを知り、「美しい髪にはこれが必要だから、こういったものも必要だし、他の成分も欠けないようにしないと・・・」と考えて栄養を摂るようにしていたのです。
プロアスリートとプロモデル、まったく違う職業ですが、根本にあるものはどちらも「体を成長させる」という考えの下、結果を手に入れていたのです。